DNA探針を用いた遺伝子一分子検出・解析技術の開発
研究責任者 |
西野 智昭 大阪府立大学, 21世紀科学研究機構, 特別講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 近年、ゲノム情報に基づく高度な医療の実現に向け、簡便かつ迅速なDNA解析技術が強く望まれている。本課題ではこれまで申請者らが開発した分子探針を用いた走査型トンネル顕微鏡に基づき、DNA単一分子を簡便・迅速に検出できる新規技術を開発する。即ち、プローブDNAを固定した探針と検体DNAのハイブリダイゼーションに伴うトンネル電流の増加を指標として検出する。本手法は、単一DNAのミスマッチやメチル化をも検出できると考えられることから、高次な遺伝子解析が可能となる。開発終了後の技術移転により、超高感度、簡便・迅速な遺伝子検査デバイスの創製が期待される。DNA配列の網羅的解析等への応用も期待できる。
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