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電気二重層キャパシタを用いた宇宙用先進電源システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大久保 博志  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、次世代蓄電デバイスであるリチウムイオン・キャパシタ(LIC)に注目し、小型衛星の宇宙機電源系(EPS)の蓄電部にLICを用いることで、従来の化学電池と比較して、多サイクル寿命、低内部抵抗、広範囲の温度特性を実現する宇宙用先進電源システムの開発をめざす。本研究の成果は、1)供試体LICの宇宙環境試験(試験電圧・容量の電流量、温度依存特性、熱真空耐性)を実施し、宇宙環境での特性を確認した。2)LICと化学電池の複合電源系を試作し、性能試験を実施した。その結果、とくに短周期の電力変動に対して、サイクル数及び放電量の軽減が見られ、メインバッテリーの長寿命化に有効であることを確認した。今後、数WクラスのEPSを開発して、本学で開発中の超小型衛星OPUSATに搭載し、軌道上実証(平成25年度GPM/DPR相乗り打上げが決定)を行う予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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