2-アラキドノイルグリセロールを利用した食習慣改善法の開発
研究責任者 |
入江 圭一 福岡大学, 加齢脳科学研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本課題は様々な臓器に存在する脂質メディエーター、2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)を利用した食習慣を改善する方法を探索するために行った。本研究開発実施期間には、高脂肪食を摂食し、脂肪を好んで食べるマウスの末梢臓器中2-AG量を測定した。その結果、高脂肪食の摂食は末梢臓器中2-AG量を変化させた。また、その増減は臓器ごとに異なっており、研究責任者らが既に得ている脳の2-AG量増減と異なる動態が含まれていた。この結果は2-AG量制御による食習慣改善に向けた重要な知見となった。また、食習慣を切替えたマウスの解析結果と併せて、今後、高脂肪食摂食後の2-AG制御の詳細を解明し、補助的に利用できる食品や薬品の探索を行う。
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