研究責任者 |
土井 章男 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 人工膝関節置換術では、下肢全長の立位レントゲン画像(CR画像)を使用して行われているが、正面と側面とは別々に撮像するため、矛盾のない、正確な術前計画が困難であった。また、CT画像は臥位置で撮像し、上半身の荷重が膝部分や下肢に作用しないため、正確な荷重線や膝軟骨の状態が立位レントゲン画像のものと大きく異なっていた。本研究では、この問題点を解決するために、臥位のCT画像から、直接、構造解析による姿勢シミュレーションで、仮想立位CT画像を作成する手法を提案する。本方式では、レントゲン技師の負担などもなく、誤差の累積も防ぐことが可能である。また、全体の処理は、コンピュータ上で行うため、全自動化も可能である。
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