細胞内クロライドアニオンを可視化する蛍光プローブの開発
研究責任者 |
王子田 彰夫 九州大学, 大学院薬学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、細胞内クロライドイオンを蛍光可視化する実用性に優れた蛍光プローブ分子の開発を目指してルシゲニン型分子の設計と機能評価、および二波長レシオ検出が可能なプローブ分子の合成検討を行った。ルシゲニン型蛍光プローブについては、アクリジン環上に複数のメトキシ基を導入することで、蛍光波長の長波長化と光安定性を獲得することに成功した。しかしながら、現時点の改善度合いは当初の目標レベルに達しておらず、今後継続して検討を進めていく必要がある。一方、二波長レシオ型の蛍光プローブについては、現在、デザインした分子の合成検討を進めている段階にある。今後、合成が達成され次第、機能評価を行う予定である。
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