研究責任者 |
赤津 観 芝浦工業大学, 工学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 本研究は、レアアースフリーモータの代表格であるスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)の振動抑制を目的に、振動の一原因となるトルクリップルを抑制する制御手法を研究するものである。非線形性の強いSRモータのトルクリップルを新しい提案式により推定し、目標である10%以内の推定精度は得ることができた。推定したトルクリップルを抑制するように電流を制御することで、トルクリップルの主成分である24次成分は38%低減することはできたが、トータルのトルクリップル率は目標である10%に対して38%と未達であった。これは、電流制御に用いたヒステリシス制御の影響であり、今後の改善が必要である。またSRモータの駆動において重要なパラメータである、電流通電点弧角と消弧角の最適化が今後の課題であり、自動的に最適値を決定できるアルゴリズムを引き続き検討していく。
|