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腸溶性を付与した柿タンニンを活用した健康機能性食品素材の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 濱崎 貞弘  奈良県農業総合センター, 果樹振興センター, 総括研究員
研究期間 (年度) 2011
概要柿タンニンはin vitroで糖の吸収阻害活性を示すが、in vivoでは効果が現れない。これは、柿タンニンが小腸に達するまでに失活しているためと推測される。そこで本実験では、柿タンニンを包摂剤で処理して腸溶性を付与する場合と、柿タンニンの奈良式抽出法脱渋により得られる不溶化した柿タンニンを内包するタンニン細胞を、一種の柿タンニンカプセルとして活用する方法について検討した。その結果、柿タンニンの包摂処理により、柿タンニンが活性を保ったまま小腸に到達したと示唆されること、および、タンニン細胞からのタンニン溶出量が脱渋方法により異なることが明らかとなった。しかしながら、その効果にはまだ不十分な点があり、更に条件を精査してより効果の高い腸溶性柿タンニンを開発していく必要がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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