ヒトマスト細胞活性化阻害によるアレルギー疾患の新規治療薬の開発
研究責任者 |
岡山 吉道 日本大学, 医学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | アレルギー疾患の治療薬としてこのペプチドが技術移転されるためには、このペプチドが25アミノ酸からなるため(KVPEDRV-pY-EELNI-pY-SAT-pY-SELEDPG;pYはリン酸化したチロシン残基)、このなかで必須のアミノ酸だけを残し、短くしたものを作成する必要があり、新規性の点からヒトFcεRIβ鎖とはシークエンスを変えたペプチドを作成する必要があった。目標としては、約半分のアミノ酸を置換あるいは短縮したペプチドを作成する必要があった。今回、14アミノ酸まで短縮した新規シークエンスを持つペプチドが、特許申請したKVPEDRV-pY-EELNI-pY-SAT-pY-SELEDPGよりもヒトマスト細胞内Lynと強く会合することを見出した。この新規ペプチドを新たに特許申請する予定である。したがって技術移転の可能性が高まった。
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