研究責任者 |
大久保 寛 首都大学東京, 大学院システムデザイン研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 地震断層運動に伴うピエゾ磁気効果による磁場変化は、光速で観測点に到達するため、地震波による地震検知に比べて、時間的アドバンテージを有する。したがって、この磁場変化を確実に観測し、かつ超高速で処理できれば、従来の緊急警報に比べてさらに早く地震の発生検知を実現できる可能性がある。本研究では、磁場変化の高感度計測のための新しい磁力計と観測された信号に対する超高速並列信号処理を検討した。磁力計の開発はほぼ完了し、プロトタイプでの計測を開始した。信号処理アルゴリズムの並列化は試作したが完成には至っていないため、今後は処理システムの高速化と、観測データの蓄積を行い更なる評価を実施する予定である。
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