研究責任者 |
岩本 賢一 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 周回型であり小型のイオンモビリティを新たに開発した。この新規なイオンモビリティは、イオン軌道シミュレーション結果より、従来のイオンモビリティでは困難な低質量(m/z>12)のイオンの移動度の測定が可能となる。新規なイオンモビリティのサイズは全長4.3cm、幅2.1cmであり、手のひらサイズである。試料の分解が抑制される新規な大気圧イオン源とイオンモビリティに必要な高周波電源を新たに作製した。周回に必要である高周波に直流パルスを重畳する技術は完成しなかった。今後、高周波と直流の重畳技術の改良を継続し、手のひらサイズの周回型のイオンモビリティによるイオンの移動度測定を行う。
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