両親媒性ホモポリマーを用いた酸素透過性コンタクトレンズ材料の開発
研究責任者 |
宇野 貴浩 三重大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 酸素透過性コンタクトレンズ材料の開発を目的に、一分子内に親水基として生体適合性のピロリドン系置換基あるいはエチレンオキシド系置換基、疎水基として酸素透過性のオリゴシロキサン系置換基の両方を導入した両親媒性α-置換アクリル酸エステルモノマーを分子設計し、その重合により両親媒性ホモポリマーを合成した。種々の重合条件を検討した結果、単独で分子量が数万の両親媒性ホモポリマーを得ることができ、また生成ポリマーの立体規則性をある程度制御することが可能であったが、材料としての特性については十分な評価を行うことはできなかった。今後、より合成が簡便なモノマーの設計と両親媒特性の評価が必要である。
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