人工細胞外基質よりなる機能化神経誘導管による末梢神経再生
研究責任者 |
柿木 佐知朗 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究課題は、ラミニン-エラスチン複合型人工細胞外基質(AG73-(VPGIG)30)の末梢神経再生誘導管への展開を目標とする。具体的には、大量発現系の確立(100mg/1Lカルチャー)と、その高効率な精製法を検討する。その後、得られたAG73-(VPGIG)30を基材としたナノファイバーの作製検討と、神経誘導管の成型を目指すものである。研究期間が8カ月程度であったこともあり、当初の計画を達成することはできなかったが、全ての根幹となるAG73-(VPGIG)30の大量発現系の最適化(300mg/1Lカルチャー以上)を達成し、ナノファイバーの作製条件の検討まで行うことができた。今後は、当初予定していたAG73-(VPGIG)30を基材とした神経誘導管の作製と、それを用いた動物実験へと展開したい。
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