1. 前のページに戻る

TiB2-Al3Ti複合材の実用化試験

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉田 政司  宇部工業高等専門学校, 機械工学科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要二硼化チタン(TiB2)は、軽量で、高硬度、高耐食性を有する材料であるが、難焼結性であるため、緻密で高硬度な材料を作製することが困難であった。申請者は、Al3Tiを焼結助剤とすることによって、1000°Cという極めて低い温度で、緻密で高硬度な焼結体を作製できることを見出した。本研究は、この新規な複合材について、作製条件を詳細に検討するとともに、得られた複合材の硬度、靭性、耐酸化性などの基礎特性を評価し、材料として実用化の可能性を探った。その結果Al3Tiの添加量、および温度条件を最適化することにより、ビッカース硬度2200Hv、曲げ強度800MPaの特性が得られ、高硬度、高強度材料として金型、工具等への実用化が可能であることがわかった。今後、高温での強度特性を評価することにより、耐熱材としての応用可能性を検討する予定である。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst