分子鋳型を持つ高分子薄膜材料の開発と簡易計測技術への応用
研究責任者 |
斎藤 貴 神奈川工科大学, 工学部応用化学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 女性ホルモン等のエストロゲン物質の分子形状を鋳型に持つ新規な高分子薄膜材料を合成し、その吸着能を評価すると共に、新規なセンシングシステムに応用し、簡易迅速な分析技術を確立することを目的としている。強いエストロゲン活性を持つ17β-エストラジオールを鋳型としたナイロン6薄膜を作製し、吸着選択性及び再現性、定量的な吸着能、繰り返しにより利便性、等、優れた点が見出された。また水晶振動子被覆センシングシステムに応用できることも明らかとなり、提案した研究計画が達成された。今後、本センシングシステムの確立を目指すと共に、さらに抗原抗体反応に基づくELISA法の抗体としての応用も目指し、新たな計測法の展開を狙いたい。
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