抗肥満と抗認知症作用を持つ機能性食品としてのアミノ酸誘導体、ペプチドの探索・開発
研究責任者 |
武井 延之 新潟大学, 脳研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | アミノ酸であるロイシンはmTOR活性化作用を持つ。脳内でmTORシグナルが活性化すると、摂食抑制や学習の亢進を促すことが示されている。本研究ではロイシンを長期間経口摂取させ、体重変化と脳内のmTORシグナル変化を調べ、機能性食品として用いるエビデンスを得ることを目標とする。さらにロイシン誘導体やロイシン含有ペプチドでより有効性の高いものを探索する。ロイシン摂取により体重増加の抑制作用と、視床下部におけるmTORシグナルの亢進が確認された。また培養神経細胞を用い、ロイシンよりも作用の強い誘導体、ペプチドを見いだすことができた。これらの結果よりロイシン及び派生物をダイエット機能性食品とする第一歩が得られた。
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