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二酸化炭素分離回収を革新するイオン液体/ポリアセチレン材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 阪口 壽一  福井大学, 大学院工学研究科 材料開発工学専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要新しいCO2の選択的透過膜の開発を目的として、代表的なイオン液体であるイミダゾリウム塩を結合させたポリ置換アセチレンの合成方法を確立し、作製した材料の二酸化炭素分離能を評価した。新規に合成したアセチレンポリマーとメチルイミダゾールを反応させ、イオン液体/ポリアセチレン材料を合成できた。しかし、イオン液体部分の含有量は目標値の50%程度であった。従来のアセチレンポリマーの透過係数比CO2/N2は11~16であったが、本材料のCO2/N2は33~44に向上した。以上のように、イオン液体/ポリアセチレン材料の作製を達成し、その優れたCO2分離能は実証できた。今後、イオン液体の含有量を上げるため作製法を改良し、材料を二酸化炭素分離回収へ応用する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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