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吸入剤応用に向けた噴霧急速凍結乾燥微粒子の最適化および吸入特性解析

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 奥田 知将  名城大学, 薬学部, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では噴霧急速凍結乾燥 (spray-freeze-drying; SFD)法により調製される多孔性粉末微粒子を吸入剤として実用化することを目的として、(1) 分散補助剤であるL-ロイシンの添加量および(2) 試料溶液の噴霧圧を最適化し、優れた分散性・肺到達性を発揮する画期的な吸入用粉末微粒子の開発に成功した。この粉末微粒子は吸入気流で容易に解砕され、Twin-stage Liquid Impingerによる吸入特性評価においてOEで80 %以上、Stage2到達率で50 %以上の吸入特性指標値を吸入パターンに依らず安定して得ることができた。また輸送時などで生じ得る物理刺激に対しても安定性が高いことが示された。本研究の成果は、従来の製剤よりも吸入器の性能や吸入パターンに依存せず安定した治療効果を保証する革新的な吸入粉末剤の開発に貢献できるものと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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