ピコ秒レーザによるマグネシウム表面への耐食性被膜生成技術の開発
研究責任者 |
大津 雅亮 福井大学, 大学院工学研究科機械工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | マグネシウム合金の耐食性向上のため、表面をアルカリ処理したマグネシウム合金にピコ秒レーザを照射する際に、熱影響を小さくすること、およびアルカリ処理と耐食性被膜生成を同時に行う技術を開発することを目標とした。ピコ秒レーザ照射によりに従来までのマイクロ秒レーザ照射の1/10の入熱量で耐食性被膜の生成に成功した。このことから処理時間を1/10に短縮可能であることが示唆される。しかしアルカリ処理と被膜生成処理の同時処理やピーニングによる被膜強化による耐食性の向上までは実験が完了しなかったため、被膜強化後の腐食速度0.5mm/yearの目標は到達できなかったが、被膜強化前でも腐食速度1mm/yearを達成することができた。今後は他の制度を利用して研究費を確保し、研究を継続する予定である。
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