高耐酸性分離膜を利用した工業的エステル製造に関する研究
研究責任者 |
長谷川 泰久 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 当研究では、耐酸性を有するゼオライト分離膜を利用したエステル製造に関する研究を実施した。その結果、分離膜による脱水が複数のエステル製造に有効であることを示すとともに、定量的な評価モデルを構築することができた。また、1回あたりのエステル化反応に伴う分離膜の性能低下を、40%から0.5%へと大幅に抑制することに成功した。加えて、基質容積を1L以上とした実験を実施し、反応器をスケールアップするときには、反応溶液の蒸発速度の制御が重要であることを明らかにした。
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