赤外分光イメージングによる無浸襲血糖値センサー実現可能性検討
研究責任者 |
石丸 伊知郎 香川大学, 工学部 知能機械システム工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 我々が有する世界初の超小型赤外分光イメージング技術による、無侵襲血糖値センサーの実現可能性検討を行った。試験管レベルで、人の血糖値と同程度の極薄グルコース溶液濃度(約100mg/dl)を、近赤外領域の分光特性から計測可能であることを実証した。また、ラットの耳の生体組織片の近赤外分光断層像イメージング取得にも成功している。これは、提案手法が、計測深さを合焦面内に限定して2次元で分光特性分布を取得できる優位性を実証した結果である。今後、生体組織内部の近赤外分光特性分布からグルコース濃度の推定を行い、無侵襲血糖値センサーの実現を目指す。
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