非石油資源からの高選択的プロピレン製造のためのゼオライト触媒の開発
研究責任者 |
窪田 好浩 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ゼオライトを固体酸触媒としてメタノールもしくはジメチルエーテル(DME)などの非石油資源から低級オレフィンを製造する手法(MTOやDTO)が注目されている。特に需要の高まっているプロピレンの選択的製造に活かすべく、本研究では、酸処理でAl含有量を調整したMCM-68(骨格コードMSE)を触媒とし、MTOやDTO反応に対する触媒性能の検討を行った。その結果、Si/Al比100-180で炭素析出を十分抑制でき、高いプロピレン収率が得られることがわかった。今後は炭素析出の更なる抑制のため、ゼオライト触媒粒子の外表面活性点の選択的な除去効果を調べ、高効率プロピレン触媒の開発を進める予定である。
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