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超伝導トンネル接合(STJ)分子検出器による電子移動解離での中性フラグメント検出を目指した質量分析計の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 早川 滋雄  大阪府立大学, 理学系研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要アルカリ金属ターゲットを用いた電子移動解離による中性フラグメントを、電荷の有無に拘わらず1つの粒子の運動エネルギーを直接測定できる超伝導トンネル接合(STJ)分子検出器で測定が可能であることを実証することを目標として本実験を実施した。STJ検出器を取り付ける事が可能な新規な質量分析装置にアルカリ金属ターゲットを導入できる反応室を作成し、実際に取り付けイオンの検出が可能である事を確認した。超伝導検出器には0.3Kまでの冷却が必要であるが、更新された冷凍機の不調により、電子移動解離で生成した中性種の直接検出の結果は出せなかった。電荷逆転質量分析法を用いて、生体分子につながるアミノ酸などのイオン化と電子移動解離か可能であることも実証し、冷凍機の正常運転が可能となり次第、最終的なデータ測定が可能な状況となった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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