バイオメディカル分野への応用を目指したMEMSターボ遠心ポンプの探索
研究責任者 |
鳥山 寿之 立命館大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究の目的は、血液ポンプ等への搭載を目指したMEMSターボ遠心ポンプの開発である。ポンプの超小型化実現のために、MEMS技術を応用したマイクロターボポンプの流体力学設計指針の確立を行う。血液などの生体流が作動するマイクロ領域のターボポンプでは、低レイノルズ数のマイクロポーラ(マクロ流にマイクロ粒子を含む流れ)内部流となることが予想され、従来ポンプに比べて流路壁面の境界層や翼列出口の混合損失による血球破壊と凝血のペナルティーが深刻であることが予想されるが、流れの物理は解明されていない。マイクロターボポンプの物理とメカニズムの解明は、流体力学設計に向けて定量的な知見を与える。
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