レーザー描画微細加工とポスト機能化処理技術の複合効果による生化学デバイスの特性向上
研究責任者 |
小西 聡 立命館大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 生化学デバイスチップで多用されるポリマーの微細構造について、高精度で三次元加工が可能な新規導入レーザー描画技術を適用した。さらには、加工後の微細構造にデバイス機能を付与するポスト機能化処理技術として、推進中の特徴あるシーズ技術(パルスプラズマCVD膜を用いた親水・撥水化技術とポリマーの炭化技術)を適用し、効果を評価した。レーザー描画技術が提供する高次の微細構造にポスト機能化処理を施すことにより、有望な特性が得られている。親水・撥水化技術の適用は液滴生成などに有効な流体構造形成に寄与し、炭化技術の適用は生化学センサに有効な電極形成への応用展開に新たな技術的可能性を提示することができたといえる。
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