高容量型チタン酸リチウムの充放電特性の向上に関する研究開発
研究責任者 |
小寺 喬之 福井大学, 大学院工学研究科, 特命助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発では、ラムスデライト型チタン酸リチウムの急速充放電性能の課題を、噴霧熱分解法による炭素複合化技術と粒子のナノサイズ化技術を組み合わせて解決を図った。本技術における粒子のナノサイズ化のための制御因子を明らかにし、200nm以下のナノ粒子を得るための合成条件を明らかにした。また、化学組成および炭素量などの粉体特性が充放電特性に及ぼす影響を明らかにして、目標である1Cに対する10Cレートの充放電容量が80%以上得られる高容量型チタン酸リチウムを実現し、リチウムイオン電池用負極材料としての実用可能性を確認した。今後は、サイクル特性の向上と材料の量産技術の研究開発を実施して、企業化に繋げる。
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