研究責任者 |
安田 貴徳 (財)九州先端科学技術研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 量子コンピュータに耐性を持つ公開鍵暗号として期待されている多変数多項式公開鍵暗号(MPKC)はRSA暗号に比べて鍵長が大きくなるという欠点を持っている。この研究は複雑な代数構造を提供する非可換環をMPKCに導入することで、安全性を保ったまま鍵長を小さくすることが目的であった。この研究の結果、MPKCの署名方式Rainbowに対し、非可換環を用いた新方式を提案し、従来のものに比べて秘密鍵長を約1/5に縮めることに成功した。今後はさらなる鍵長削減を目指し、今回鍵長削減に寄与した非可換環の特性を抽出し、その特性を効果的に発揮する新方式の開発を行うつもりである。
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