有機EL液晶波長可変フィルター型蛍光顕微鏡技術を用いた術中乳がん転移検査システムの研究開発
研究責任者 |
野坂 大喜 弘前大学, 大学院保健学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 肉眼的発見が困難な微少転移乳がん症例(0.2~1mmの微小乳がん転移細胞)を対象として、蛍光検出系を用いた高精度な検出・解析用画像処理技術を研究し、有機EL液晶波長可変フィルター搭載型蛍光顕微鏡の臨床応用による乳がん転移判定迅速病理診断技術の技術移転可能性を研究開発した結果、転移乳がん細胞を精度90%以上で検出し、特異度においても分子生物学的手法と比較した結果90%以上を実現した。本システムは新たな術中迅速診断支援システムとして実用化が期待でき、他の臓器からのリンパ節転移検出やマルチマーカーでの陽性細胞検出手法として応用化が期待できる。
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