コンパクトで高速なXMLデータベースシステムの開発
研究責任者 |
都司 達夫 福井大学, 大学院工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 本研究開発の目標は、動的にサイズ拡張可能な大規模XML文書を蓄積し、高速に検索するためのコンパクトなXMLDBシステムのプロトタイプシステムを設計・構築することである。XML文書を入力として、XML木の構造をエンコード/デコードするデータ構造と要素名パス式をエンコード/デコードするデータ構造を構築することにより、XML文書そのものの新しい実装方式を提案する。2つのデータ構造によるエンコード/デコード結果を相互に参照することにより、パス式検索と親子、兄弟などの軸指定による構造検索を組み合わせた効率良い検索方式を示す。構築予定のプロトタイプシステムの基本部分は80%程度完成したが、実用的な検索機能の設計と実現が残されており、これらの実現とシステムの評価が今後の課題である。
|