新規エポキシドヒドロラーゼ阻害剤: 新たな機序の炎症性疾患治療薬の開発を目指して
研究責任者 |
蓮見 惠司 東京農工大学, 農学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 抗炎症・組織保護活性をもつアラキドン酸エポキシドはエポキシドヒドロラーゼにより分解され失活する。これを抑える新規化合物を炎症性疾患治療薬として開発する可能性を探った。技術移転を促進するため、これまでに発見した化合物に加え、新たに誘導体を単離し構造活性相関を明確化した。また、切実な需要があり、治療薬開発の具体的道筋が明確な、がん悪液質(サイトカインストームによる炎症が増悪因子)を標的とした動物実験でsEH阻害剤の効果を検証した。
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