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クルードグリセリンを用いる液化バイオマスポリオールのポリウレタンへの適用検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉岡 まり子  京都大学, 農学研究科/森林科学専攻複合材料化学分野, 講師
研究期間 (年度) 2011
概要近年バイオディーゼル燃料の生産が増え、副生するグリセリンの利活用が求められている。本研究では、グリセリンを用いる液化バイオマスから市販ウレタン樹脂成形物と同等更にはそれらを上回る製品を誘導できた。その物性をさらに高めるためにセルロースナノファイバー(CNF)を用いるナノコンポジット材料化も試み、物性の1割以上の増強にめどを付けた。なお、植物度40%以上のバイオポリオールを、植物度20%以上のウレタン樹脂製品をという目標初期目標の達成は一部にとどまった。その原因はバイオマス液化物のアルキレンオキシド付加の検討が好適に進んだため、深追いし、「或いは」で考えていた植物度を本質的に高くするラクチド付加の検討を行わなかったためである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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