胚乳タンパク質組成変異性を有する酒造好適米を活用した新規な香味特性をもつ清酒の開発
研究責任者 |
齋藤 知明 地方独立行政法人青森県産業技術センター, 弘前地域研究所 生命科学部, 研究管理員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 胚乳タンパク質組成変異性を有する酒造好適米「黒酒2186」を利用し、原料に由来する製造的問題がなく、製造した清酒が官能的に新規な清酒として支持される風味を有することを目標に検討を行ったところ、ほぼ目標は達成できた。今後はより嗜好性を向上させる製造法の検討とともに商品戦略の策定を進めるとともに、企業等による実地試験を行った後、米の品種登録、実用化に向けて試験を継続していく予定である。また、「黒酒2186」を他の米と混合し、醸造することによる酒質向上、コスト削減効果も期待できることから、混合使用した場合についても検討していく予定である。
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