酸性ガスを発光変化で検知可能な層状無機/有機ナノハイブリッドの創製
研究責任者 |
笹井 亮 島根大学, 総合理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本申請課題では、酸性ガスを高感度かつ迅速に検知可能な材料の創製を目指して、研究代表者らがこれまでに開発してきたチタン酸ナノシート(TNS)/デシルトリメチルアンモニウム(C10TMA)ハイブリッド中に酸性条件下で発光を示す化合物に構造変化することが知られるローダミン系色素ラクトン体を固定化することを目的とした。種々の検討を行った結果、有機塩基であるブチルアミンをTNS/C10TMA/ローダミン3B(R3B)に気相導入することで、層間のR3Bをラクトン化できることを明らかにした。今後、この材料の酸性ガス検知特性を明らかにし、実用化に向けたデバイス化手法の確立に関する研究を進める予定である。
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