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自動車走行時における車外環境音の自動識別に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 伊藤 憲三  岩手県立大学, ソフトウェア情報学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要自動車走行時における車内音データベース(車走行DB)を作成し、これを用いた信号区間検出法及び環境音識別法に関する検討をおこなった。車走行DBは、市街地及び高速道路走行時における車内音に走行状態のラべリングを施し、データベースとして構築した。また、環境音識別に関する検討では、信号区間検出法と信号識別法の開発を進めた。その結果、信号区間検出では、信号波形を2次元の画像情報として扱うことで、高い精度により信号切り出しができるようになった。また、環境音の識別では、周波数特性を4つのモデルでパタン化することで、緊急車両音を大局的に分類できる可能性が示された。これらの成果は、静粛性の高い自動車の増加に伴う車走行時の周囲状況を、音響情報のみで推定することへの基礎的な資料を提供するばかりでなく、今後、危険回避装置などへの応用が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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