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カバノアナタケから同定された抗癌剤候補化合物DDTCTの抗腫瘍活性評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池北 雅彦  東京理科大学, 理工学部応用生物科学科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要免疫不全マウスにヒト癌細胞を移植することで作成した担癌マウスにDDTCTの腹腔内注射を行い、その腫瘍の増殖抑制効果を測定した。先行して実施したマウスへの毒性試験の結果では400 mg/kgを最高濃度としてDDTCTの腹腔内注射を行ったが、マウスに対し目立った毒性は認められず半致死量を決定するに至らなかった。担癌マウスによる腫瘍増殖抑制効果に関しては、最大400 mg/kgの濃度でDDTCTの腹腔内注射を行ったが、最大濃度においても腫瘍増殖抑制効果が認められるという結果は得られなかった。培養細胞でみられた細胞増殖抑制が動物実験で認められない理由は明らかではないが、DDTCTを単体で用い抗癌剤あるいはそのリード化合物とすることは適切ではないと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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