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カーボンナノチューブ/フッ素樹脂複合膜を用いた燃料電池用セパレータの防食技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 庄 善之  東海大学, 工学部 電気電子工学科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究開発では、カーボンナノチューブ(CNT)とフッ素樹脂(PTFE)で構成された導電性の高い(10S/cm)防食膜を低コストで大量に作製する技術の開発を目標にした。その結果、従来4時間の作製時間が必要であったCNT分散液を、湿式ジェットミル法を用いることで、30分以下に短縮することに成功した。このことで本防食膜の被覆コストの低減を行った。一方、本防食膜を被覆した燃料電池用セパレータの試作およびそれを用いた燃料電池の試作を行なった。本セパレータは、長時間(1万時間以上)の耐久性を有することを電気化学的手法で明らかにした。また、本防食膜の被覆で燃料電池の出力が1.2倍に増加することを確認した。今後は、企業による本防食加工を行なったセパレータの評価を行い、実用化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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