研究責任者 |
岡山 久代 滋賀医科大学, 医学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 分娩や加齢により女性の骨盤底筋群は弛緩し、骨盤内臓器下垂や腹圧性尿失禁の原因となる。我々は下着を用いた予防・改善効果について研究を進めてきたが、本課題では、これまでの下半身用に加え上半身用の下着も応用し、姿勢矯正による膀胱頚部の挙上効果について検討した。24~57歳の女性50名を対象に上半身用、下半身用、上下の下着着用時での膀胱頚部位置および内子宮口位置をMRIにて撮像し比較した。結果として、上下の下着着用時において膀胱頚部位置及び子宮口の位置に有意な拳上を認めた。今後は、今回の研究成果を踏まえて、骨盤内臓器下垂や腹圧性尿失禁の予防・改善に特化した下着の新規開発を予定している。
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