廃棄GFRPを用いた防災・環境調和型セラミック製造技術の開発とその応用
研究責任者 |
木之下 広幸 宮崎大学, 工学部機械システム工学科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、実際に廃棄されたGFRPと粘土を原料に用いて軽量で多孔質なガラス繊維入りセラミックスを作製し、コケからなる緑化基盤材へ適用するとともに、保水性路盤材への適用の可能性について検討した。その結果、基盤材上においてスナゴケが持続的に生育できるとともに、緑化基盤が建築基準の重量制限を十分に満足することが明らかとなった。また、強度的には5MPa以上の強度が必要な保水性路盤材への適用も可能であることがわかった。今後、コケ緑化基盤材については、実用化に向けて緑化基盤材としての有用性を検証するとともに、大量生産技術を確立する予定である。保水性路盤材については、製品化を目指しさらなるデータの構築を図る。
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