酵母の固定化・凝集化に有用な乳酸菌の酵母接着因子の解明と利用
研究責任者 |
森永 康 日本大学, 生物資源科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 酵母に接着して複合バイオフィルムや凝集体を形成する乳酸菌LactobacillusplantarumML11-11(以下ML)の接着因子は、乳酸菌の表層タンパク質である可能性が高いことを確認し、当該タンパク質遺伝子の取得を目的として、MLへの遺伝子導入系を新たに開発し、トランスポゾン変異株ライブラリーを作製。また、酵母のマンナン合成欠損株のMLとの複合BF形成能や凝集能を比較検討した結果、接着にはマンナンの側鎖が不可欠なことを見出した。さらに、清酒酵母のAWA1タンパク質が接着妨害作用を有することを発見した。本研究でMLと酵母の接着機構が明らかになり、接着活性を高めたり、制御したりできる可能性が高まった。
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