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天然資源からの新規な自然免疫制御剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 菊地 晴久  東北大学, 大学院薬学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要自然免疫は感染初期に作用する基礎的な生体防御機構である。本研究開発は、自然免疫に対して作用する化合物を天然資源から探索し、創薬へとつながる候補化合物を提示することを目指すものである。開発の結果、自然免疫応答増強作用を示す3種のシード化合物を得ることに成功した。また、自然免疫応答抑制物質celastramycin A について、LPSによって誘起されるマウスの自然免疫応答を抑制することを明らかにした。さらにビオチン化誘導体を用いることでcelastramycin Aが特定のタンパク質に結合していることを見出した。今後、celastramycin Aがin vivo で重症敗血症に対する治療効果をもたらすことを確認するとともに、その標的分子の同定を行うことで、新規医薬品開発にふさわしい化合物であることを示し、技術移転を達成したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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