研究責任者 |
石垣 雅 新潟大学, 超域学術院, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 申請者らの研究では、室温で原料粉末を接触させて静置しておくだけで反応が進み、結晶性の複合酸化物が生成するという世界で初めての現象を見出した(特許公開2011-16670)。RbVO3は近紫外線励起により高い量子効率で白色光を発光するため、LED照明用の蛍光体として有望である。一般的な無機蛍光体は、1000°C以上の高温での熱処理により合成されるため、本合成法を実用化できれば大幅なコスト削減が可能である。また、蛍光体に不可欠といわれる希土類原料を必要としないという観点からも有利である。本研究では、合成メカニズムの解明と合成した蛍光体の特性評価を行った。室温で大気中の水分を吸収して10分程度で反応が進行し、蛍光体が生成することが分かった。反応に必要な水分のpHを調製することで発光強度は増大し、遷移金属を導入することで増感効果も得られ発光色の調整の可能性も見出された。
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