シリカナノコンポジットを用いた透明導電性ガラス材料の開発
研究責任者 |
藤野 茂 九州大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 従来、高価なシリカガラス基板へ導電膜の塗布、メッキ処理を施す等、導電性の付与が行われてきたが、ガラス基板との接合性不良、製造プロセスの複雑さおよび高コストが問題であった。本研究では、細孔径分布ならびに空隙率の異なるシリカナノ粒子/有機高分子ナノコンポジット(メソポーラス)材料を開発した。更に、メソポーラス構造を有する利点を利用して、導電性ペーストの細孔内へ浸透・反応機構を制御し、最適な焼結条件を見出すことで、密着性に優れ、導電性を付与した透明ガラスの開発に成功した。今後は連携企業と微細配線形成を印刷技術により行う予定である。
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