研究責任者 |
羽渕 仁恵 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 窒化炭素は窒素の含有量を増やすことは一般に困難であるが、申請者の合成技術を用いると、窒素/炭素含有量比が1.2以上の薄膜を作ることができる。本課題では、この合成技術を改良して、化学的に安定な窒化炭素(C3N4)薄膜を合成する。この薄膜は、DLC(diamondlike carbon)よりも高い光学ギャップを示し、DLC以上の硬度と平滑性があるので、本研究では、これをしゅう動部品・切削工具へのコーティングの他、ペットボトルのガスバリアや、透明性が必要な人工義歯などのコーティングなどへ応用する技術を開発する。さらに、窒化炭素を結晶化させるとダイヤモンドより硬度が高くなるので、これを利用した難切削金属の加工技術の改善の可能性を見いだす。
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