細胞内Clホメオスターシス制御によるてんかん予防機序解明
研究責任者 |
上野 伸哉 弘前大学, 大学院医学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | てんかんモデル動物において、Clトランスポータ調節薬投与による、てんかん予防、発作抑制効果の有無を検討し、Clトランスポータの機能発現変化との比較検討をおこない、てんかん予防の可能性をさぐることを目的とした。Clトランスポータ調節薬をてんかん発作出現前より投与をすることにより、発作回数の減少がみられ、調節薬中止後もその効果が持続することが観察されたことより、細胞内のClホメオスターシスの正常化によるてんかん予防の可能性を示すことができた。問題点として、本研究に用いたClトランスポータ調節薬は、脳以外の臓器への作用を強くもっており、脳特異的化合物を見いだす必要がある。
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