研究責任者 |
水沼 正樹 広島大学, 大学院先端物質科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 老化・寿命研究は基礎学問領域のみならず、健康寿命の延長を実現する上で極めて重要な分野の一つである。我々は酵母を用いた研究からCa2+シグナルによる増殖制御を発見し、この研究過程で、寿命という問題へ到達した。我々が取得した顕著に寿命が短い変異株を利用して、その増殖復活化を指標にして、新規長寿遺伝子を探索した。増殖が良好となった変異株を取得し、代表株についてその寿命を測定したところ、野生株と比較して寿命が延長していたことから、目的の長寿変異株のスクリーニングに成功した。それら変異株を精密に解析すれば、老年病の疾患原因の究明や健康社会の実現を目指した予防医学研究など多岐にわたる重要な研究分野の推進に寄与することが予想される。
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