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自然災害後の未利用高生産海域におけるテングサ群落の作出

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 荒川 久幸  東京海洋大学, 海洋科学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要自然災害によって荒廃した海藻群落を回復させることを目的として、中層浮き海藻礁を発明した。この礁はその設置水深を変えられることから、海藻の成長に適した照度、濁り、栄養塩など環境の要因を考慮して設置することができるため、火山灰で荒廃の続く三宅島でのテングサ群落に適用することを目標とした。従来使用していた混紡化学繊維生地と化学繊維ロープに栄養体付着性の相違がないことを確認したのち、海域で実証試験を行った。海藻礁には、天然のテングサ栄養体付着は非常に少なかった。また栄養体を基質に付着させた場合でも短期間で栄養体が消失した。しかしながら、中層浮き海藻礁は生育に適した光環境を海藻群落に容易に与えることができ、群落の形成に有効であると考えられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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