高収量ウコン栽培に向けたアーバスキュラー菌根菌の利用に関する研究 -アーバスキュラー菌根菌の同定と有望菌株の探索-
研究責任者 |
松村 篤 大阪府立大学, 大学院 生命環境科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ウコンは健康食品として注目されており、この先も需要拡大が見込まれている作物である。一方で、本作物を栽培する上では、大量の肥料や水が必要とされる。沖縄県の土壌は一般的に地力が低く、また有機質肥料を主に使用して栽培されているため、旺盛な生育をするウコンの養分要求量を十分に満たすことができていないのが現状である。その解決の方策として、宿主植物の養水分吸収を高める効果があるアーバスキュラー菌根(AM)菌の利用を検証する。本研究では第一ステップとして現地で栽培されているウコンの根に感染しているAM菌の単離・同定を行い、AM菌群集を把握するとともに、ウコンの生育促進効果が高いAM菌の選抜に取り組んだ。
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