形態制御酸化亜鉛微粒子を用いた高効率色素増感太陽電池の開発
研究責任者 |
城崎 智洋 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 化粧品原料である酸化亜鉛微粒子を用いて高性能な色素増感太陽電池を作製することを目標として研究を行った。製造工程の最適化を行い、光電極作製時のアニーリング温度について検討を行ったところ、一般的に用いられる酸化チタンを用いた場合と異なり、300?C以下の方が効率の良い太陽電池が得られ、100?Cの場合が最も効率が高くなるということを見出した。この結果を新しい色素増感太陽電池の製造方法として特許出願した。これにより熱に弱いプラスチック基板を用いることが可能となり、今後、フレキシブルな太陽電池の作製を検討する。また、透明性が高く低抵抗であるが熱に弱いITO電極を用いて高効率な太陽電池の作製を試みる。
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