PET画像を用いた動脈採血に依らない脳機能の定量解析手法の開発
研究責任者 |
檜垣 徹 広島大学, 医歯薬学総合研究科(医), その他
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、11C-FlumazenilPET画像を利用して難治性てんかんの原因部位(てんかん焦点)を検出する手法を開発した。てんかん焦点においては神経細胞が脱落しているという仮説のもと、脳の神経細胞と特異的に結合する特性を持つFlumazenilを利用して、薬剤の集積低下部位をてんかん焦点として検出した。FlumazenilのDynamic画像をもとに、非侵襲的解析法の一つであるSimplified Reference Tissue Model(SRTM)を利用し解析を行うことで、定量的な神経細胞結合能(Binding Potential)を得た。解析した画像から、ノーマルデータベースを用いて統計処理することで有意病変を自動的に検出した。開発した手法と従来から用いられている手法との間で、てんかん焦点の検出能を比較した。
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