近赤外蛍光を用いた新しい生体内分子イメージングプローブの開発
研究責任者 |
小川 美香子 浜松医科大学, メディカルフォトニクス研究センター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究は、機能性ナノ粒子を用いた近赤外蛍光アクチベータブルプローブ作成技術により、動脈硬化不安定プラークのイメージングを行うことを目的としたものである。このために、ICG標識リポソームを用いたイメージング剤の開発をおこなった。この結果、約4倍の蛍光の増強を示すナノ粒子の作成に成功し、動脈硬化モデル動物にて不安定プラークを描出することに成功した。また、ICG標識法を改善することで、100倍を超える蛍光の増強が期待できるとの基礎データを得た。今後、本研究にて得られた結果を基に、より効果の高い近赤外蛍光アクチベータブルプローブ作成技術へと展開する予定である。
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