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新規癌骨転移制御薬の開発:伝統的秘薬の有効成分であるNordihydroguaiaretic Acid(NDGA)による破骨細胞制御とヒト肺癌の骨転移阻止

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 久木田 敏夫  九州大学, 大学院歯学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要古来より北米先住民が秘薬としてリウマチや糖尿病等の種々の疾患に用いてきた薬草メキシコハマビシの有効成分であるノルジヒドログアイアレチン酸(Nordihidroguaiaretic acid)が骨代謝制御能を有することを我々は明らかにしてきた。本研究に於いてNDGAのヒト癌細胞の骨転移制御能について解析したところ、ヒト肺癌細胞をヌードマウスに移植した骨転移動物実験系に於いて、NDGAが骨転移による骨破壊を顕著に抑制することが分かった。癌細胞の転移による骨破壊を抑制することにより多くの癌患者のQOLを高めることのできる新しい骨転移制御薬の開発に繋がるものと思われる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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